療育 調理編(メルマガバックナンバー)

メルマガ「のーんびりんぐ通信 51号」のバックナンバーです。


前回は三年生の息子が想定外の難所に直面するというお話でした。
その運動会も無事に終わり、その後の学校生活も無事にこなせているようで安心していました。

今回は療育でのお話をさせていただきます。

療育メンバーは全員で六人です。三年生の息子は最年長。お手本という意識があるのか、お兄さんらしく思えました。

メニューは変わらず、最初は全員で運動タイム。5種類ほどの決められた運動をこなしていきます。体幹を鍛える目的で結構ハードです。私もやったことがありますが、ヒーヒー言いながら乗り切りました。え?歳のせい??そんなことないない(笑)

体幹運動の後は、それぞれの先生(二人に一人の先生がついてくださいます)の指示に従って課題となる運動の特訓です。息子は引き続き、縄跳びとボール(ドリブルメイン)でした。縄跳びは、前跳びはクリアできていたのですが、後ろ跳びや他のバリエーションに苦戦していました。ドリブルはかなり上達してきたので回数をのばせるよう特訓中でした。この特訓メニューは療育に行かない間は自宅での宿題となり親子で取り組みます。

運動課題が終わるとまたそれぞれの手先を使う課題です。息子は晴れて運針の課題を卒業し、調理へと進むことができました。この日は初めての調理です。段階的にレベルが上がっていくのですが、最初はおにぎりからスタートです。

調理課題は、エプロンと三角巾のほか、材料も家から持参します。調味料は療育先にあるものを使わせていただけるので、息子は白いご飯と海苔を持参し張り切っていきました。

ちなみに、家では敢えて、おにぎり練習はせずに行きました。療育先で順序を教わりながら実践した方が、内容がわかりやすいと思ったからです。

息子は大の白米好きで、息子にとってのお米は神聖なものに値するぐらいです(笑)

まずは準備からです。とここで難所が待ち受けていた! エプロンの後ろリボン結びは家で練習していたのでクリア。三角巾は?しかも三角巾はバンダナを持参していたのでさらにハードルがあがるではないか!

給食当番ではキャップをかぶるだけなので特に気にしていませんでした。
かあちゃんは、エプロンの後ろリボン結びばかりに気を取られていました。ここまできたらもう逃げられない。
先生にお任せしよう。母ちゃん逃げた(笑) 息子よ、すまぬ。

なんて思っていたら、マジックミラー越しに見ていると息子はすっかり全身調理スタイルに。母ちゃん心配しすぎたみたいです。息子はバンダナを自分で装着していました。息子よ、えらい!母ちゃんニンマリが止まらず変なおばさんでした(笑)

難所は即解決し、調理の準備再開です。(というか、息子の中では一時中断もしていなかった 笑)
おにぎりを作る下準備ももちろん課題に含まれます。塩やおにぎりをにぎる時の水を用意し、途中で作業が中断しないように考えます。

そして、ご飯を温めにいきます。レンジの使い方は家でも教えたことはありましたが、療育先にあるレンジは少し操作が違っていたので、先生に教わります。

とここでまた難所現る! レンジであつあつのご飯をあつかうことになります。熱くて大騒ぎにならないか、暑くてやけどしないか、などなど過保護母ちゃん炸裂です。

あれれれれ?これも杞憂に終わりました。息子は苦戦しながらもご飯握りが始まっていました。さすが、神聖な白米です。息子が大好きは白米です。力加減が難しいようでかなり格闘していました。

形は若干いびつでしたが、おにぎりが完成しました。二つ握って、一つは息子用でもう一つは私用です。息子が保護者のいるマジックミラー室まで運んできてくれます。

息子からおにぎりを受け取った母ちゃんは、もう感無量でした。一生懸命握ってくれたおにぎり、形が歪でもそんなの関係ないない!涙が出そうなのを堪えながら、「ありがとう」と言って受け取りました。

おいしい!初めて息子が作ってくれたおにぎりは格別でした。息子の笑顔も眩しかったです。

食べ終わった頃を見計らって息子がお皿を回収にきます。また涙をこらえながら、「おいしかったよ。ごちそうさま」と伝えました。
初めての調理と考えると、よくできていました。母ちゃん評価では満点ですが、課題なのでそんなわけにはいきませんね。次回の課題として、形をきれいに整えることと準備をスムーズにこなすことがあげられました。

もともと食べることが好きな息子なので調理は運針よりも取っつきやすかったようです。
家でも週末はおにぎりを作ってもらおうと魂胆見え見えの母ちゃんでもありました(笑)。
息子も自分が作ったおにぎりは特別おいしかったようです。

また止まらなくなってきましたので今回はここまでにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

気候もよくなってきましたが、体も心もリフレッシュして日々お過ごしくださいね。


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