発達障害の子供の育児、療育、学校生活について書き綴ったメルマガ「のーんびりんぐ通信 56号」のバックナンバーです。
前回は、スポーツ療育についてお話しました。
息子は運動が苦手ですが、少しでも楽しく克服して欲しいと思っていたので、スポーツ療育はとてもありがたく先生方には感謝しかありません。欲を言うなら、もっと早く出会いたかったです。
少し、話が遡ります。
以前にもお話しましたが、息子は水嫌いでしたが、スイミングスクールやかあちゃんのはちゃめちゃ特訓(息子よ、ついてきてくれてありがとう 笑)のおかげもあり克服することができました。克服したての時に、先生に心配されながらも参加した、スイミングスクールのサマーキャンプを大いに満喫して一回りも二回りも成長できたことは、息子はもちろん私にとっても貴重な体験でした。(息子、一年生です)
そこで、単純な母ちゃんは夏には毎年サマーキャンプに行かせたいと思うようになりました。(もちろん息子が行きたいと言ったら、ですが)
そして二年生。またサマーキャンプに申し込む気満々の母ちゃんは、スイミングに連れて行く度に掲示板をくまなくチェック。おかしいなぁ。そろそろ告知があるはずなのになぁ。昨年の日程よりも後のイベント告知は出ているのにキャンプの案内はどこにもありません。
今年はないのかなぁと思っていると、やっと出ました。昨年よりかなり遅い日程で都合が合わなかったのです。ショックでなんとか他の方法はないかと、母ちゃんは必至で探しました。
できれば、息子も慣れているのでスイミングスクールのキャンプに行かせたかったのですが、諦めざるをえませんでした。
そして、探しまくった結果、見つかったのです。
主催しているところは、一年中通して日帰り、宿泊のアウトドアツアーを企画されていて、夏はキャンプが多数ありました。添乗してくださるのは、ライフセーバーなどの資格をもってらっしゃる方ばかりで安心の決め手になりました。
そして、空席照会すると空いていました。よっしゃー!思わず声が出てしまいました。
それは、川でのキャンプで、三泊か四泊が選べました。そして恐る恐る息子に確認きました。
スイミングスクールのキャンプに行けないなら、行きたくないと言われるかもしれないと思ったのです。
息子は即答でした。
「行く!!!」
二回目のよっしゃーーっ!!でした。
この時、妹は幼稚園の年中でしたが、このプログラムは園児も対象になっていたので、娘にも聞いてみると、行きたいと。
自然界の安全面を配慮すると、家で連れていくのは限界があると思ったのでプロにお任せしようという気持ちで二人をキャンプに参加させました。息子は三泊四日、妹は二泊三日です。
全く知らないお友達との関わりは不安もありましたが、とても頼りになる方ばかりで誠意も伝わってきたので安心して見送ることができました。息子は常時笑顔でした。
このキャンプの準備も昨年のスイミングスクールで参加したことが活かされました。すべて自分でやりきることができ、帰ってきてからも自分で片付けができました。
普段できないような、思いきった川遊びやご飯づくり、同じグループのお友達との関わりもあり、盛りだくさんなキャンプでした。息子は大大大満足で帰ってきました。そしてこれまでの何十倍も何百倍も自信をつけたように見えました。
無事に帰ってきただけで十分ですが、楽しかった、また行きたいと聞けて、涙がでそうでした。娘も初めての宿泊でしたが、お友達もすぐにでき楽しめたようです。
これ以降、毎年サマーキャンプが恒例になりました。他にも山、海でのキャンプも体験し、毎回成長が見られました。海ではシュノーケリングも経験し、未だにあの海きれいだったと記憶も鮮明です。小学校六年までこのキャンプに参加し、子どもたちにとっても楽しみな夏のイベントになりました。
発達障害の息子を宿泊行事に行かせるとなると、不器用で色んなことに時間がかかり周りに迷惑をかけないか、指示をきちんと理解できるか、水嫌いが復活してしまわないかなどなどは心配もありましたが、思いきって参加させてよかったです。すべて杞憂でした。
夏の恒例行事のお話はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回はまた学校生活のお話をさせていただきます。
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