新たな決意(メルマガバックナンバー)

発達障害の子供の育児、療育、学校生活について書き綴ったメルマガ「のーんびりんぐ通信 58号」のバックナンバーです。


前回は、暗雲が再び現れた四年生での日々についてお話しました。

いよいよ息子は五年生です。清々しい様子で、始業式から戻ってきました。
二回目のクラス替えがあり、担任の先生も変わりましたが、息子はすぐに馴染めそうで安心しました。先生は若い男性で熱心さが伝わり心強く、息子も喜んでいました。

息子が五年生になり、新たな決意で動き始めていました。
それは中学受験です。確か三年生の頃だったと思いますが、話の流れで息子が、自分が通う中学校がどこかを聞いてきました。答えると、次に高校はどこかを聞いてきました。
高校に入るには、行きたい学校を選び(わかりやすく伝えたのでこのような言い方になりました)テストに合格しないといけないと話しました。

余談として、中学校は〇〇中学(学区の中学校)ならテストはないけれど、テストを受けて入学するという選択肢についても話しました。もし、中学受験をしたら、高校受験はないことも。さらりと話した内容でしたが、息子は興味津々で聞いてくれていました。

この時はこれで話は終わったのですが、しばらくしてから息子が言ったのです。
「僕、テストを受けて中学校に行きたい」と。
びっくりしましたが、反対をする理由もなくパパも同じ意見で応援しようと決めました。

ここから受験に向けてスタートになります。私もパパも全く未知の世界で、情報集めからでした。具体的な学校は息子の興味や通える場所かどうかも考えながら、息子と一緒に話し合い、学校説明会にも連れていきました。

目指す方向が決まり、塾通いが始まりました。あまり、学校のお友達に知られたくないとのことで少し離れた校舎までバスで通うことになりました。五年生は週三回で、学校の宿題もあるため両立ができるか心配ではありましたが、自分からやると決めたことでもあるので、見守ることにしました。

また、通塾の前に塾は勉強をするところであって学校とは全く別の場所だから、他の人の勉強の邪魔をしたら、即やめなければいけない(受験を続けられなくなる)とかなり強めに話しました。もちろん、息子も納得しての通塾です。

そして、もう一つ息子に話したことがあります。

自分で決めた受験なので、最後まで頑張って欲しいことを前提に、もし辛くなったらすぐに教えてほしいことを伝えました。そして、全力でサポートすることも約束しました。

学校生活とは少し違う内容にはなりますが、息子が小学校生活を送る中で、かなりの時間を受験に使うことになるのでお話させていただきました。

五年生ではまだ月二回の療育も続けていました。生活リズムががらりと変わり、息子の学校での様子も気になりましたが、長くなりそうですので、次回にしたいと思います。


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