我が家のルール(メルマガバックナンバー)

発達障害の子供の育児、療育、学校生活について書き綴ったメルマガ「のーんびりんぐ通信 64号」のバックナンバー(抜粋)です。


前回は脱線でしめてしまいましたので、今回は脱線でスタートしたいと思います。

学校生活については、また次回以降にお話させていただくとして、我が家の生活ルールについてふれてみたいと思います。

ルールという大それたものではありませんが、これだけは大切にしたいと思い、実践してきました。一部ではありますが、今回は二つのことについてお話させていただきます。

一つ目は「食事中はテレビをつけない」です。

え?とみんなに驚かれてしまいますがここは譲れません。
テレビを見ながら、ご飯を食べることはよくある光景です。私(母ちゃん)自身もそんな環境で育ちました。共通の視覚上にあるテレビを見て話題にしたり、笑ったりしながら楽しい食事時間を過ごすことはもちろん悪くありません。ただそれは、全員が同じ番組認識で共感できる場面であることが大前提にあります。

私の子ども時代、チャンネル選択権は父親にあり、他の家族の意見は聞き入れられることはありませんでした。しかも、チャンネルを次々に変えられてしまい、音声がブチブチと切れてそれがストレスでしかありませんでした。一度気になりはじめると食事時間が憂鬱になってきたのです。(父親を極悪人のように書いてしまいましたが、あくまで食事シーンに限った話です。お父さん、ゴメンナサイ 笑)

こんな母ちゃんの背景から、食事中=テレビ=ブチブチの構図が出来上がってしまい、それをなんとかプラス思考ルールに持っていけないかと思い、考え付きました。子どもたちにはきちんと理由付けが必要だと思っていきついたルールです。

食事中にテレビをつけるということは、少なからずテレビに集中する時間ができてしまいます。その分食事の手が止まり、必然的にあたたかく提供されたごはんが冷めていきます。
せっかくおいしい状態で出されたご飯が冷めて、おいしくなくなってしまうのは、作ってくれた方にとても失礼にあたります。おいしい状態で、食事という共通の空間でいただくことが、ご飯を作ってくれたことへの感謝にもつながると考えたのです。

食事に集中しながらも、会話も自然と生まれ大切な時間になります。こじつけのような母ちゃんの拘りから作られたルールですが、子どもたちは小さいながらも納得してくれました。ご飯前には律儀にテレビを消す習慣もつきました。

子どもたちが大きくなった今でも続く習慣で、私がご飯の支度をしながらテレビをつけたままにしていても消されてしまいます。(消してくれます 笑)。二人とも食事中にテレビがついたままの光景に違和感があるようです。

ただ、あまりガチガチになってもよくないと思い、年末年始だけはこのルールはなしにしています。母ちゃんの子ども時代のストレスから思い立ったこのルール、子どもたちも理解してくれて嬉しかったです。そして実践してよかったです。

もう一つのルールはゲームの時間に関するものです。

私はもともとゲームはやらせたくないと考えていたのですが、ルールを明確にすれば特に問題がないのではと思うようになったのです。実際に、お友達づきあいが苦手な息子ですが、ゲームに助けられた場面があったことも事実です。自然に共通のゲームについてお友達と話す機会もあり、あくまで結果論ではありますが、与えてよかったと思いました。

ルールは息子納得の上で決定しました。

1.ゲームは一日に三十分(もしやらない日があれば、翌日に限り繰り越せる。どうしても三十分以上やりたいなら、翌日分のみ使用できる、つまり最長一時間となる)
2.外に遊びに行くときは持っていかない

この二つが基本ですが、ご褒美で十分延長を認めることもありました。親同伴でお友達と遊びにいく日は、お友達がゲームをしている時間は特に制限せずに許可していました。(頻繁にあるわけではなかったので) 実際、コミュニケーションツールの一つとして助けられました。

一日のゲーム時間としては決して長くはありませんが、息子はこのルールについて文句を言うことはほぼありませんでした。

今回は、二つのルールについてお話させていただきましたが、次回は学校生活に戻したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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