3回目の運動会 (メルマガバックナンバー)

メルマガ「のーんびりんぐ通信」のバックナンバー(30号)です。(2021年 8月時点の内容です)


さて、前回はK療育への初通所についてお話しました。
今回は、幼稚園生活に戻ってみたいと思います。

9月から2学期が始まり、運動会の練習も本格的になってきました。

運動会前には毎回参観日があります。
この時息子は5歳と2カ月(年中)です。
他のお子さんたちの様子を見ていると、もう完全にコミュニティーができあがっています。

大げさではないんです。
子どもたち同士、きちんとコミュニケーションが取れていてグループができているのです。

息子は相変わらず一人でマイペースです。
ついつい他のお子さんと比べてしまい、切なかったです。
参観日は普段は分からない息子の様子をじっくり見られる貴重な機会で嬉しいのですが、反面辛い瞬間もあり複雑でした。

参観日の後は、みんなでランチが恒例になっていたのですが、私は正直苦痛でした。(自分のことばかりの余裕のない母ちゃんでした。反省)

息子は外食でテンションが上がり喜んでくれるので、それだけでよし!になるはずですが、私は他のママたちの目も気にしてしまい常に緊張していた気がします。
もちろん、息子が楽しそうにしている時は嬉しかったので、誘ってくれたママたちには感謝しています。
そして、完全にできあがったコミュニティーの中で、息子をのけ者のせずにいてくれた他のお子さんたちにも救われました。ありがたかったです。

そして迎えた本番。

息子と娘(未就園児保育で入園したので、これが初めての運動会でした)を体調万全で迎えられたことでまずは母の第一ミッションクリアです。
娘の初舞台にわくわくしながら、幼稚園に出発しました。2人一緒の運動会は初めてで、あっちこっちと動き回りました。

まずは全体体操から。息子はもう慣れたもの。若干のずれはあるものの一生懸命でよし!

そして娘を見ると、うん、家と全く同じでした。活発で堂々とした姿は安心して見ていられました。うん、上出来!あ、息子と比べているわけでは決してありません。息子は息子、娘は娘です。

次はかけっこで、まずは娘から。シンプルに「よーいどん」で走ることができればよしと思っていたので、すんなりできました。

さて、息子の番です。息子には「よーいどん」で早く走る、そして止まらないと言い続けていました。ちょっと難しいかな??と少し心配していましたが、見事クリアできました。

順位をこだわっていたわけではなく、去年の苦い思い出があったので「早く」「止まらない」と伝えたかったのです。

ちなみに去年の運動会では、2回目でもあったので「よーいどん」で走るは理解できていると思い「頑張ってね」ぐらいにとどめたのです。

ところが、かけっこが始まると、なんと、息子は競争どころか歩いてる?止まってる?ぐらいな動きでニヤニヤ(にしか見えなかったです。)していて、私のテンションがだだ下がりだったのです。終わってからはもちろん、褒めましたよ。

これを受けて、3回目は「早く」「止まらない」を強調したかったのです。すごい!出来た!順位はどうであれ、一生懸命な姿は大きな成長を感じました。

そしてもう一つの二人の出番はダンス。

娘は未就園児なこともあり、その場でいられたらよし、ぐらいな感覚で落ち着いて見られました。きりんさんのお面をつけてとてもかわいかったです。(親ばか全開でごめんなさいね。)

そして息子の番。

今回はいるかのお面をつけて踊ります。うんかわいい。(またまた親ばかでごめんなさい)
少し激しい目のダンスでしたが、頑張って踊っているのを見て、胸が熱くなりました。ダンスが中盤に差し掛かった頃、ここでアクシデントが起きてしまいました。

息子のお面がポロンと外れて落ちてしまったのです。あららららら・・・と思ったのですが、息子はすぐに拾い上げました。よし、えらい!と思っていたら、ここからが大変でした。
息子はお面をなかなか装着できず、どんどんダンスが進んでいきます。

どうにかこうにかつけ終わったころには、もう終盤になっていました。もちろん誰にも咎められてはいないのですが、見ていて辛かったです。息子も悔しそうな表情に見えました。
本番は一回のみです。まだ小さいですが、これを勉強の機会と捉え今後に活かせるよう息子と話すことにして、その場は切り替えました。

最後に親子ダンスがあります。娘も息子のところに連れてきて二人と一緒に踊りました。
この時、息子はすっかり笑顔で安心しました。私も自分のことのような悔しさからなんとか持ち直し、あっという間にダンスが終わりました。

アクシデントはあったものの、3回目の運動会をこなせた息子、初めての運動会を堂々と参加できた娘にはこれでもかというぐらい、何度も褒めながら帰宅しました。このアクシデントは、色々な可能性を考えるきっかけにもなったので無駄ではなかったです。

長くなってしまったので、ここまでにしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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