メルマガ「のーんびりんぐ通信 28号」のバックナンバーです。(2021年 6月時点の内容です)
前回は、第一希望のK療育に入所できる順番がきて、見学に行くことになったところまでお話をしました。
では続きです。
この時、息子は5歳になったばかりで幼稚園の年中クラスでした。
ちょうど夏休みで見学に伺うのも好都合でした。電車で1時間半ほどかかります。
着くと責任者の先生が個室に案内して下さり、早速息子についての聞き取りが始まりました。
身辺自立の様子、幼稚園での様子、家での様子などかなり細かい聞き取りがありその日は終わりました。
そして実際の療育の様子を見学させていただけることになりました。
全体で運動の時間があり(これは見ていて結構ハードです。体育会系のウォーミングアップ並みに思えました 笑。)、体幹を鍛えるのが目的です。
その後は、マンツーマンで各自の課題の時間です。
手先を使う練習として折り紙やお箸で小豆つかみ、ボールでドリブルや縄跳びなど各自に沿った課題を取り組みます。
私が見せていただいたのはここまででした。
この後は担当の先生と昼食タイムがあり、偏食指導やお箸の持ち方など食事マナー指導もあるとのことでした。
そして、午後は親への細かいフィードバックあり1日の療育が終わるそうです。
悩み相談はもちろん、こちらの希望にもしっかり耳を傾けてくださることも分かり、長く待った甲斐があった、ここに決めて良かったと心から思えました。
後日、通所日が決まったら連絡をいただくことになりこの日は終わりました。
K療育への入所が確定したので、提携病院で2週間毎にお世話になっていた療育プランはもう利用できなくなりましたが、家庭支援センターと育成室にはまだ通っていました。
育成室は、K療育の通室日次第で退室することになります。
そして夏休みが終わり、幼稚園が始まりました。育成室も再開です。
幼稚園では運動会の練習が始まっていました。
息子にとっては3回目の運動会です。
この運動会でとても悔しい(というか母親目線では切ないが正しいかもしれません。)思いをしたのですが、それはまた後日お話したいと思います。
園での様子が分かりにくいこともあり、不安や悩みはつきない毎日でしたが、今後の核となる療育プランがはっきりしたことで頼れる環境ができるという安心感は得られていました。
9月に入ってから、K療育から分厚い案内が届きました。
開けると、最初の通所日が書いてあり、約1カ月後で、初診から約8か月後のことでした。
一気に前進できた気分でしたが、ここがスタートラインです。
息子としっかり向き合いながら、自立に向けて一緒に頑張ろうと決意を新たにした日でした。
案内の中には初通所日までに親が記入する用紙が同封されていました。
おたより帳という名前で、子供の一日の様子や相談などについて毎日記入し、通所日に先生からコメントをいただきます。
通所以降は、子ども向けの課題が宿題として出されるのですが、またこのあたりのことは次回以降にお話させていただきます。
このおたより帳では、日々の悩みや相談をたくさん書かせていただき、先生からの丁寧な返信でいつも助けられ、感謝してもしきれません。
K療育の通所が確定し、育成室の退室届も提出しました。
いつも親身に寄り添って下さった先生に退室を伝えるのはとても心苦しかったのですが、私の思いも理解してくださりほっとしました。
そして家庭支援センターの先生にもK療育の通所が確定したことを報告すると一緒に喜んでくださいました。
もし、K療育に通いながらでも何かあったら、連絡してくださいと言っていただき、安心して前に進むことができました。
心強かったです。
また止まらなくなってきたので(笑)、次回にしたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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