ずんだくんのこだわり「お出かけルート」

発達障害の特徴でマニュアルによく書いてある、「こだわりの強さ」。発達障害のせいにしたくはなかったけど、やはり気になる。色々な場面でちょっとしたこだわりに気づかされていた。

今回はお出かけルートについて。

ずんだくん3歳のころ。

いつものルートは問題なくクリア。何通りかのルートがある場合は、ずんだくんに選んでもらってその通りにすればこれも問題なし。

問題はイレギュラーパターン。時間の都合で(もちろんずんだくんは知ったこっちゃない)早く帰りたいこともあるため、シレッと違う道に変えることもあった。するとさあ、大変! ずんだくんは「こっちこっち」と大声で騒ぎ始めた。

こうなったら、何も聞こえないずんだくん。私も疲れがピークでイライラもMAX。結局最後は強引に連れて帰るパターン。冷静に考えれば、ずんだくんのルートに付き合ってあげたほうが、早く帰れた。

自分もイライラ、ずんだくんも相当なストレスだったはず。おおらかな気持ちになれなかったことを深く反省。なのに、なのに、また同じことを繰り返してしまう、ダメなおかんだった。(強引に連れて帰った日は後でいっぱい抱きしめてダメなおかんなりにフォローはしてきたつもり。)

これではいかんと思い、ずんだくんには事前に伝えることに。「今日は、○○で早く帰らなきゃいけないからこっちの道は通れないけどいい?」するとずんだくんは、自分を納得させるように「今日は、○○の道はできない」と何度も言うようになった。そしていつものルートが来るちょっと前にもう一回復習してずんだくんに確認。よし、合格!

本当は急な変更でもOKになって欲しい。しかし、贅沢はあきませんな。しばらくこのやり方でうまくいっていたところ、、、そろそろ発展形に進もうと思っていた時、どんでん返しがきた。

出かける前と、直前に伝えて合格できたのに、いざその道にさしかかるとずんだくんは「こっち」と言って聞かない。えーなんでーーーー(涙)イライラはダメと言い聞かせながら、次の手を考える。そしてやってみる。

じゃ、5数えたらこっちの道に戻るよ、と言って、5秒間だけ、ずんだくんルートを歩くいてみる。そして、戻る。すると拍子抜けなぐらいすんなりいけた。ずんだくん、すごい!5秒で切り替えできたやん!

この時は抱きしめながらいっぱいいっぱい褒めた。イライラなく笑顔でおかんルートで帰れた。ダメならこれで行こう!と選択肢がちょっと増えた日でもあった。

続きはまた次回。

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