スーパーやおもちゃ屋さんで「これ買ってー」「ママ、これ欲しいよー」「前に買ったばかりでしょ？」や「また今度ね」はよく聞く会話。
時には何回もせがんだり、大声で駄々をこねて泣いていたりする光景も、育児あるあるかも。（て言ってしまったいいのかな？！）
ところが3歳頃のずんだくん。お菓子をほしがったり、おもちゃをせがんだりがほぼなかった。
この頃、話すことはそれほど困難はなかった。敢えて「それ欲しいの？」とは聞かずにいた。なんて親孝行な息子よ・・・とは思えなかった。もちろん買い与えすぎはよくない。でも「これ買ってーーー」と一回でも言って欲しかった。
ずんだくんが好きそうなおもちゃを見ていても、じっと見ていることはあっても「欲しい」とは言わなかったから。
ある日、ずんだちゃんも一緒にトイザ〇スに行った時のこと。ずんだくんの好みのおもちゃもいろいろ。けどやはり言わない。そこで言った。「いつも買ってあげられるわけじゃないけど、欲しいのあったらこれ欲しいと言っていいからね」と。
そう、意思表示が欲しかった。
その日は長時間うろうろしていたけど結局欲しいと聞くことはなかった。
関心がないのか、本当にいらないのかわからなかった。しばらくは気にはなりつつも、言わせても仕方ないので、いつか言うだろうと、気長に待つことにした。
中学生になった今、Nゲージに目覚めたずんだくんは、あれも欲しい、これも欲しいでせっせとお小遣いをためている。あの頃が信じられないくらい、電車欲半端ない。