勝手に禁句「お兄ちゃんだから」 (メルマガバックナンバー)

発達障害の子供の育児、療育、学校生活について書き綴ったメルマガ「のーんびりんぐ通信 75号」のバックナンバー(抜粋)です。 


前回はあっという間に中学一年生が終わり、後輩たちを迎えるところまでのお話をさせていただきました。

今回は学校生活を離れ、育児する中で決めていたことについて書かせていただきたいと思います。あ、そんな大それたお話ではないので、リラックスを(笑)

よく耳にする「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」という言い方があります。
私はこの言葉を自分の中で言わないようにしてきました。もちろん、その言葉がマイナス要素を含む場合でのお話です。例えば、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから、我慢しなさい」というケースです。
息子に妹が生まれた時から、使わないと決めた言葉です。

きっかけは、息子がまだ一歳の時に妹が生まれ、(学年はぎりぎり二年違いです)まだ親を独り占めしたい時期に急に妹の方に手がかかってしまい寂しい思いをさせてしまったことからです。
もちろん、二人とも大切で同じように愛情は注いだつもりではいましたが、それは大人目線でしかなく、まだ小さい息子には親を取られたと思ってしまうような感情があったと思います。妹が生まれることを息子にも話し、楽しみにしていましたが、実際の変化は想像できなかったことも多く、自分よりも妹を優先されていると感じ取っているようにも思えました。
それが当たり前の反応で、実際は成長にもつながることですが、当時それを理解することは当然難しいです。

そんな状況の中で私は、「お兄ちゃんだから我慢しなさい」とは、とても酷な諭し方のように思え、言えませんでした。お兄ちゃんであることは事実ですが、だから我慢するというのは一歳の息子からすると、とても理不尽なことに思えるのです。
先に生まれたらお兄ちゃんになるのは変えようのない事実ですが、自分で選ぶこともできません。お兄ちゃんと言うことがマイナスイメージ(あくまで、ここでは息子にとってのイメージです)につながることをさけたかったのです。

そこでどうする?となるわけですが、シンプルに「〇〇ちゃん(妹の名前)はまだあかちゃんだからね」という言い方をしていました。そこにいつも「〇〇(息子)ちゃんは優しいお兄ちゃんだね。かっこいいね。」と付け加えていました。

私個人の考えですので、正解はわかりませんが、息子がお兄ちゃんになった時に使わないと決め、引き続き守ってきました。今では大きくなり、それを発する状況がほぼありませんが、もし、外で同じ光景を見た時は、我が子ではなくてもきっと「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」は言わないと思います。

今回は私の勝手な思いをつらつらとお話してしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

休憩、自分へのご褒美がとても大切です。お忘れなく(笑)


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